思春期の頃から自分はワキガではないかと疑っていました。私の母は脇の臭いが強く、私の耳垢は湿っており、白いシャツの脇は黄ばむし、脇毛も濃かったからです。中高生のときには制服を毎日神経質なくらい洗っていました。脇毛をそることはもちろん、制汗剤を固形タイプとスプレータイプの両方を使用して対策をしていました。それでも体育の体操の授業などでクラスメイトと密着するようなことがあると臭いと思われるのではないかと緊張し、緊張するとますます汗が出て臭いが濃くなるという悪循環でした。私は夏も冬も一年間を通して体臭を気にし続けました。

ある日インターネットでワキガに関する記事を読んでいたときに、「裾ワキガ」という言葉を発見しました。デリケートゾーンの臭いのことらしく、ワキガの人間は裾ワキガである確率が高いとのことでした。

それまで脇ばかり気になってそれ以外の場所はノーチェックだった私はにわかに慌てました。自分のデリケートゾーンを指でこすってそっと嗅いでみると、本当にワキガを濃くしたような鉛筆臭が強くしました。

当時付き合っていた彼氏がいた私は、デートのときに下半身をとても気にするようになりました。イチャイチャするときも必ずシャワーを浴びてからにしました。脇毛を剃るように陰毛も全部剃ってみたら改善するのではないかと思ったこともあります。少しでも消臭しようと、お風呂で洗うときはすみずみまでしっかりと毎回石鹸で洗うことにしていました。

しかしそうやって過ごしている夏のある日、デリケートゾーンにかゆみが発生したのです。ちょっと我慢できないくらいのかゆみで、病院は恥ずかしいので自分でコットンの下着に変えたりとあれこれ試しましたがかゆみは収まらず、たまらなくなって婦人科に行きました。診断はカンジダ症でした。カンジダ自体は身体のどこにでもいる菌ですが、免疫力が落ちたり、陰部を洗いすぎることで良い菌を流してしまうと急に増えて悪さをすることがあるとのことでした。それからは反省して石鹸はつけずにお湯で流すだけにしていたのですが、やはり臭いが出てきて、イチャイチャしていたときについに彼氏が「なんかアソコが変な臭いがするね」と言ったのです。分かっていたことですが彼氏に改めて言われると恥ずかしくショックでした。これは緊急に本気で対策をしなければならない、とインターネットで対策を探しました。そしてデリケートゾーンの消臭効果があるインナーブランというスプレーを発見して、それを購入しました。粘膜にスプレーするのは最初不安でしたが刺激等はなく、あれほど悩んでいた臭いがなくなりました。彼氏に「もう臭くないよね?」とはなかなか聞けませんが、あれから何も言われないので臭ってないのだと思います。今では安心して思う存分イチャイチャできます。